日本ラグビーの歴史を大きく変えた、ラグビーワールドカップ2019でのラグビー日本代表の躍進。予選プールは4戦全勝で首位で通過し、悲願のベスト8を達成しました。準々決勝で南アフリカ代表に敗れるまで獲得したトライシーンをスポーツライターの斉藤健仁氏が細かくレビューします。3回目は、今大会のベストパフォーマンスを見せたサモア代表との試合で、日本代表が決めた4トライを振り返ります。
前半28分、松島のランが効いたトライ
ワールドカップの予選プール、日本代表3試合目となるサモア代表戦のトライを振り返ります。
前半28分、キャプテンのFLリーチ マイケルが敵陣10m付近でジャッカルでボールを奪います。SO田村優から左中間へ展開。NO8姫野和樹がボールをキャリーしラックを形成。BK中村亮土のグラバーキックが相手にあたって再びラックに。SH流大からLOヴィンピーへワンパスでラックでいいリズムがでてきます。
さらに10番、12番、そして、14番につなぎ、WTB松島幸太朗が切り裂いてゲイン、倒れてもタックル成立していないのでもう一度立ち上がってゴール前1mまでボールを運びます。この松島のランが大きかったです。